雑司ヶ谷下水道水難事件について

2008/10/01(水) 00:45:39 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

雑司ヶ谷下水道水難事件は、
07年10月から08年9月の期間に作った作品の中から、ベスト100を選んだものです。
カテゴリータイトルの「雑司ヶ谷下水道水難事件」は、
その中で、もっとも同時代の都市文明を象徴していると思われる一作から採りました。
(⇒作品「雑司ヶ谷下水道水難事件」へ)

※『雑司ヶ谷下水道水難事件』を書籍化しました!
繁華街の路上や、ネット上などで随時販売していきます。!
詳細はこちらの「お知らせ」の記事をご覧下さい!!



※このブログを書籍化してくれる出版社の方を随時募集しています。
連絡先:seijyomiu@yahoo.co.jp



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青山の小さな風車

2008/09/26(金) 02:46:54 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

青山のとある建物の屋根に、
水色の小さな羽の風力発電機が二機設置されている。
機体には、ギリシア神話の神から取った名前だろうか
zephyrと書かれている。
秋分の午後の街を吹き抜ける風を
微妙に方向を変えながら捕えて、
時折水色の羽根を廻しては、また止まる。

軒下にまだ飾られているガラスの風鈴がカチリと音を立てる。



秋分の青山
風朗らかに
二つの小さな風車を回して

Echika表参道

2008/09/24(水) 07:21:25 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

東京メトロ千代田線と、
半蔵門線銀座線が交差する表参道駅の構内には、
地下鉄駅ながら多数の商業施設が軒を連ね
Echika表参道と称している。
喫茶店やパン屋やコンビニのみならず、
化粧品店やジュエリーショップや
アクセサリーショップまで揃っているのは、
やはり土地柄を反映したものであろう。
飲食店は全体的に価格設定が高目で、
パスタ屋やカレー屋やスープストックなどの、
店名がカタカナの華やかでお洒落な店が多い。

その飲食スペースはどこも広々としていて
内装にも浮華を誇っているけれど、
これだけたくさんの店があるにもかかわらず、
駅ナカの王者である立ち食い蕎麦屋の姿が無い所などは、
やはり鉄道駅としては格下にして二流と言うべきであろう。
摯実に欠ける。

この八月に開店したというスリ★スリカレーカフェの店内には、
世界中のスパイスの鮮やかな写真を豊富に配した
豪奢な図鑑が何冊も置かれ、客の閲覧に供されている。

エチカ表参道看板
表参道駅01

秋の花虻

2008/09/19(金) 00:32:41 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

花虻のホバリングする秋の風



花虻の懸命に飛ぶ秋の朝



花虻の花から花へ秋の晴れ

両国駅の廃ホーム

2008/09/14(日) 01:36:33 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

私が子供だった頃はまだ旧国鉄の時代だったが、
房総方面へ向かう急行・特急のうちの幾つかは、
両国駅の南側の、一段低い所に在る専用ホームから発着していた。
いわゆる「東京駅一極集中現象」が進展し、
京葉線の全通と成田エクスプレスの登場により、
南房総方面へ向かう特急がそちらに振り分けられて、
ターミナル駅としての機能を完全に喪失した今は
ホームライナーすら全く停車しない。

現在は旅客業務を全く行っていないその廃ホームの一部は、
この両国の直下を走る
横須賀線東京トンネルの改良工事に利用されているようだ。



在りし日の特急ホームの栄光も
資材置き場の秋の両国



後背にはおなじみの国技館の屋根と、
江戸東京博物館の屋根に加えて、
見慣れない高層ビルが見える。
その屋上に冠されている楕円形のアンテナ塔には、
docomoのロゴが入っている。

東京水辺ライン両国発着場

2008/09/13(土) 00:50:53 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

東京水辺ライン両国発着場から、
晩夏の夕暮れの隅田川を眺める。
対岸の浅草橋側の築堤に、
江戸風の白壁を模した図柄が描かれているのが珍しい。
人形の久月ビルの方角から差し込む西陽が
水面に反射してチカチカと目に刺さる。
上流から来た屋形船と
下流から来た水上バスがすれ違うと、
航跡に俄かに漣が起こり
潮の香りがふわりと辺りに立ち込める。

両国駅西口点景

2008/09/12(金) 00:03:35 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

ロシア人力士の麻薬吸引問題の取材のためか、
両国国技館の前には、
カメラを携えたテレビクルーらしき集団が二、三組たむろしている。
これとは別に、観光客らしき白人の集団も
べったりと下品な感じで歩道に座り込んでだべっている。

とりたててイベントもない普通の日の場合は、
国技館の前の大通りよりも、
むしろ江戸東京博物館に続く脇道の方が、
人通りも多く賑わっているように見える。

それにしても、JR両国駅東口のカーキ色のファサードは、
歴史を感じさせ趣きがある。
渋い。

都バス「夢の下町」号

2008/09/11(木) 00:04:30 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

東京駅丸の内北口のバスターミナルから眺めると、
東京‐神田間の高架下にも
種々の飲食店が連なっているのが目に入る。
有楽町側高架下の飲食店街は有名で以前より知っていたが、
こちら側は新しい知見である。

デザインを凝らした都バス「夢の下町」号の
オリジナル車体が入って来る。
外装は銀色に光り輝き、窓枠は曲線で構成されている。
下町観光用のこの路線のみで使われる特別仕様だが、
運賃は二百円で、通常の都バスと変わらない。
車内には最前列と中央の二箇所の天井に
ガイド用のテレビモニターが設置されている。

最後列の窓際に陣取り、丸窓から車外を覗く。
この瀟洒な丸窓を通すと、
自己顕示の強い看板ばかりがゴミゴミして見苦しい東京の景観も
何だかとても美しく見える。
パンフレットは日本語、英語に加えて
中国語、朝鮮語のものが用意され、
車内放送もその四ヶ国語で行われる。
ガイジンも含めた、下町初心者への気配りである。

バスはすぐに高架下をくぐり、
八重洲北側を通って日本橋三越の方向へ進んで行く。
近代建築の中に和風の雰囲気がポツリポツリと残された街並み。
肝心の日本橋は、やはり首都高の高架に圧迫されて
見目良いものとは言い難いが、
その橋桁のモニュメントだけは
せめてもの意地を示すべく而立している。

パンフレットによると、秋葉原のバス停は、
歩行者天国を迂回するために平日と休日で異なるらしいのだが、
トラック野郎加藤がこの六月に敢行した特攻作戦以降は、
その配慮も無意味なものとなった。

上野からは、アメ横の入口が、
合羽橋付近では、下谷神社の大鳥居と道具街通りのゲートが、
浅草では雷門が車窓から見える。
東京下町の本文ではなく、
その目次の部分だけを手短に読み上げていく。

厩橋上で信号待ちをしている間に、隅田川の下流から
松本零士デザインの水上バス「ヒミコ」が遡上してくるのが見える。
そのSF風のフォルムを持った船体もやはり、
銀色に輝いている。

総武線の高架を成田エクスプレスが走っていく。

国技館前とJR両国西口を通って、
街外れの幹線道路沿いにある終点の、
都営地下鉄両国駅前に到着する。
大江戸線が通る下町の江戸っ子のくせに、
野暮ったく板になって喋りながらゆっくりと歩く高校の生徒達で
歩道は溢れている。


都バス「夢の下町」号01

東京駅丸の内口復元工事

2008/09/09(火) 00:53:32 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

大正期の竣工当時の姿を復元すべく、
現在東京駅丸の内口は全面的に改築を行っている。
工事自体はだいぶ前から始まっていたが、
最近その規模がとみに巨大化し、
駅前には排気塔と並んで、
作業員のための高いプレハブまで建てられている。

新宿駅南口の工事現場と同じように、
駅を囲繞する白い壁には、
東京駅の歴史を建築計画の時点から解説する
かなり詳細なキャプションが展示されているが、
この猛暑のためにとてもではないがゆっくりと読む気にはなれない。

丸ノ内線東京駅改札口

2008/09/08(月) 00:30:23 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

丸ノ内線東京駅改札付近の工事が終わった。
けっこう長い間工事中で、窮屈な感じがしていたのだが、
終わってみると新丸ビルの地下空間と接続されて
一転して広々と見通しが良くなりスッキリとした。
ビル側の壁面がグレー、
メトロ側の壁や天井は白となっており、
その境界がはっきりと見てとれる。
的瀝と光るメトロコンコースの広告スペースは、
そのほとんどがまだ空白の状態である。

「にんげんだもの」で許されるのか?

2008/09/07(日) 00:38:14 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

にんげんだもの」で許されるのか?

にんげんだもの、つまずくこともある。
にんげんだもの、失敗することもある。
にんげんだもの、落ち込むこともある。
そりゃもちろんそうだ。
この世の中に、完璧な人間など存在しないのだから。
そのような諸々の蹉跌を率直に受け止め、
謙虚に反省し、以って未来の自分自身のために生かす姿勢は、
良きものとして勧奨されるべきだろう。

しかし「にんげんだもの」で許されない事もまた在る。

にんげんだもの、思わず痴漢しちゃった。
にんげんだもの、レイプってチョーキモチイイ。
にんげんだもの、無差別殺人もOKだよね。
にんげんだもの、少数民族を面白半分で人間狩りして、
絶滅させちゃった。

これって、許されるか?
許されないだろう?
人間であることを理由にした、
全ての欲望の無制限かつ無定見な解放は
最も酸鼻かつ醜悪な世界の現出に繋がる。
全ての人間が、無条件に肯定されているわけはなく、
全ての過ちが許されるわけではない。
人間であるという事実は、
あらゆる過ちの免罪符になるというわけではない。

せめぎ合う九月

2008/09/05(金) 03:28:03 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

せめぎ合う九月の空の夏と秋
今日もどこかで雷雨が走る

早稲田通りのラーメン激戦区

2008/09/03(水) 04:57:17 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

早稲田通り高田馬場から早稲田にかけて、
最近やたらにラーメン屋とカレー屋が増えている。
一昔前は、早稲田通り明治通りの交差点から
新大久保早大理工学部にかけての一帯が
いわゆるラーメン激戦区として知られていたのだが、
副都心線の開通に伴う地下鉄西早稲田駅の開業によって、
人々の動線が変化したことが反映しているのだろうか?

長年私が利用してきた写真スタジオは営業を止めて、
その雑居ビルでは改装工事が行われている。

空の自意識

2008/08/31(日) 01:32:23 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

雲の行方が特に気になるわけでも、
ヘリや飛行機の飛ぶ音が聞こえるわけでもないのに、
何の理由も無く人がふと空を見上げる時は、
大抵の場合その自意識の置き場所を探しているのである。

長生きのための十戒

2008/08/30(土) 02:17:17 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

一、良く眠る。
一、野菜をたくさん食べる。中国産は避ける。
一、車を使わず電車と自転車。
一、仕事で体を壊さない、体を壊すほど仕事をしない。
一、デキる奴は素直に認める。
一、デキる奴のマネを出来る範囲でする。
一、になりそうなら逃げる、投げ出す。
一、風呂にはゆっくり、のんびり入る。
一、煙草を吸わない。副流煙も避ける。
一、眠れない時は目をつぶって静かに体を横にする。
それだけでもそれなりに疲れは取れる。

夏を畳む

2008/08/28(木) 05:01:04 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

八月の終わりの晴れた涼しい朝に、
叢の虫の声に混じって、
今もなお懸命に鳴き続けるミンミンゼミの声が
途切れ途切れにか細く聞こえて来る。
天気予報によると今夜からまた雨が降り出すと言う。

シベリアからの低気圧が夏を畳みにやって来る。

月刊無差別殺人

2008/08/25(月) 02:54:36 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

月刊通り魔
月刊無差別殺人
月刊だったものが、好評にお応えして
隔週刊となり、
週刊となり、日刊となる。
最後には朝刊と夕刊が出るようになるかも知れない。

東京ウォーカー』とか『東京一週間』とか『散歩の達人』とかいう雑誌が、
毎号お勧めの街を紹介していくように、
月刊通り魔もまた、様々な東京の街を巡って行く。

世界全体に対する敵意や憎悪を自身の内側に蓄積している人々が
今の日本には少なからず潜在している。
そのような情念に形を与えて類として束ねる表現力が、
今の日本の社会科学の言語には欠如している。
結果として、そのエネルギーは、
最も原始的でアモルフな暴力の噴出として
今の日本では単発的かつ突発的に現象化するだけとなる。

社会全体の質的低下というのは、
ある一つの決定的な事件、モメントによって
瞬間的、一挙的にもたらされるものではない。
むしろそれは、少しずつ徐々に進行していき、
我々の感覚を蝕んで行く。
通り魔事件や無差別殺人事件が
一定の間隔で日常的に起きる事に慣れ、
その感覚が少しずつ短くなっていき、
何時しか東京をはじめとする日本の都市は、
南米の計画都市や南アフリカのヨハネスブルクのような街に
なっているのかも知れない。

日高屋が街にやって来る

2008/08/23(土) 01:53:46 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

日高屋が街にやって来る。
メガネスーパーが潰れた後の店舗が
飲食店仕様に改築されていると思ったら、
日高屋が出来るという看板が
大々的に掲げられることとなった。
ニュー日高ですらない、ただの日高屋である。

日高屋が街にやって来る。
この近年、フツーのコンビニや外食チェーンの姿ばかり増え、
目白もフツーの街になってしまうようだ。



日高屋が増える街角もう一つ

日高屋目白店01

渋谷のマシラ

2008/08/22(金) 00:17:17 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

いずこより来たるか渋谷の迷いザル



東急を止める渋谷の夏のサル



ヒートアイランド現象対策として、
東京に点在する公園や寺社の緑地に連続性を持たせて、
風の通り道を作る計画があるという。
それに加えて、そもそも東京の本質は
夥しい雑居ビルの集積体であり、
サルの移動や逃走に利用可能な
低層建築や電線には事欠かない。



東京に緑増やせばサル遊ぶ



東京グリーンベルト伝い来て
マシラ一匹渋谷騒がす



トーキョーゲリラ豪雨サル濡れる



ロンドンにキツネニューヨークにはリス
タヌキとサルトーキョーに棲む



青山通りをマシラが通る。

「大江戸」とは言うけれど

2008/08/18(月) 00:23:53 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

大江戸」の名を冠したるルビー色
平成生まれの平成育ち



大江戸」の名を僭称す6の字の
中野練馬も江戸じゃないだろ

ヨルムンガンド大江戸線

2008/08/17(日) 00:29:41 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

東京のヨルムンガンド大江戸線
余った尻尾が練馬に延びる

クロアゲハ

2008/08/15(金) 00:18:21 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

クロアゲハ酷暑にまとえる黒服の
ただ一点に赤を飾れり

雑司ヶ谷下水道水難事件

2008/08/14(木) 05:11:33 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

明治通りを跨ぐ千登世橋
そのすぐ隣を並走する都電荒川線を跨ぐ千登世小橋
随分な高さにあるため、
南側を眺めると新宿西口の高層ビル群が良く見渡せる。
これは、この橋を渡している目白通り自体が、
高台の一番端の辺りを走っていることに拠る。
目白通りから高田馬場、早稲田にかけては、
都内でも有数の急峻な下り坂となっており、
その谷の底を神田川が流れている。

この台地上に位置する雑司ヶ谷下水道で、
工事中の作業員がゲリラ豪雨に襲われ、
突然の激流に呑まれて五人も死亡する事故が起こった。
地形が急峻な下り坂になっているなら、
下水道もやはり急峻な流れになっているのだろうか?
抗いがたい水流の圧倒的な力によって、
暗闇の中をただ押し流されていく。

その恐怖はどのようなものであったか、
俄かには想像しがたい。

炭鉱事故のような凄惨な死に方である。
労働条件がまだ劣悪だった、
高度経済成長期以前のような悲劇に
現代の日本で遭遇するとは誰も思わなかったであろう。
死体は下水道から神田川に流され、
遙か下流の文京区後楽園付近で見つかったと言う。



東京を流れる河川は、現在はその多くが暗渠化されている。
都市空間の有効利用のためである。
だが、神田川は違う。
だから人々は、神田川の風景にロマンを感じる。
この東京で、本来なら地下化されて隠されるはずの施設が、
地上に露出していることによって。

このことによって、都電荒川線の魅力の由来もわかって来る。
やはり高度経済成長期以降、
東京の路面電車は次々と地下鉄に置き換えられていった中で、
荒川線だけが、今でも地上を走行し続ける。
荒川線は、潜在的な「地上を走る地下鉄」なのである。
このことに加えて荒川線は、
下町の、普通の民家の裏庭という、
やはり通常なら隠されてしかるべき空間を垣間見せてくれる。

丸の内線にしばしば見られるような、
地下鉄の地上走行部分がやけにスタイリッシュに思える心理も
同様の理由でほとんど説明がつくだろう。
やはり隠されているものが地上に露になる瞬間であり、
特に神田川と交差するお茶の水‐淡路町間は、
二つの地下動線が公然と交差する
またとないパノラマであるからだ。

下水道、荒川線、地下鉄丸の内線
通常ならば地下空間に隠されて見えない諸々のインフラ、
いわば都市の伏流が、
東京の台地に走る大いなる断裂である神田川において
白日の元に晒される。
そしてまた、都市の暗渠を地下空間にあって支え続ける人々の
過酷な労働の現実も、また、この水流において露呈する。
ヒートアイランド現象と地球温暖化が生み出した
凶暴なるゲリラ豪雨が、
今日の夕暮れもこの断裂に濁流となって流れ込む。



千登世橋千登世小橋の高みより
遙かに望むビルと青空

カナブン

2008/08/13(水) 04:05:47 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

カナブンの鋭き羽音もなお暑き

新宿ピカデリー

2008/08/11(月) 03:05:01 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

靖国通り側から眺めると、白い壁とガラス張りの複合体。
裏に回ってさくらやの側から眺めると、ただ白い壁。
新宿に出来た都心型シネマコンプレックス
新宿ピカデリー」。
シネコンと言うと、
従来は郊外型ターミナル駅か、
ロードサイド型大型商業施設の近隣に立地するもの
と言うイメージがあったので、
この場所に建てられるのは少なからず意外な感がある。

靖国通り側とさくらや側で高低差があるため、
表は一階が入口だが、裏は二階が入口となっている。
紀伊国屋アドホックなどと同じ構造だ。
建物内にはMUJIの各種売り場が入っていて、
いかにも女性が喜びそうな、ファッショナブルな印象を強めている。
地下には小奇麗なカフェもある。

スペースを広く取った三階のメインロビーの床は、
ピカピカに磨かれて光を放っている。
まさに白亜の殿堂である。
表側から見ても裏側から見ても、
外側から見ても内側から見ても、
非の打ちどころのない純白さと清潔さが溢れている。
副都心線の開通に伴って建設された、
新宿三丁目の新地下道と同様だ。
全面に白を纏うのが新宿の新建築のトレンドなのだろうか。

広さと新しさに圧倒されるのは、
新宿高島屋がオープンして初めて覗きに行った時に感じたのと、
同じような感覚だ。
高島屋タイムズスクエアを名乗り、
このシネコンがピカデリーを称しているので
新宿にはニューヨークとロンドンが同居してということに
なるのだろうか。

このシネコンはスクリーン数十を誇っているが、
夏休みのためか、その半分は子供向けの映画を放映している。
当然ながらロビーは親子連れでごった返している。
ポップコーンがやたらに高い。



新宿の白亜のシネコンピカデリー
ポップコーンの何ぞ高きや

新宿ピカデリー看板
新宿ピカデリー正面01
新宿ピカデリー裏面
新宿ピカデリー正面02

夏バテ

2008/08/06(水) 01:16:29 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

夏バテを感じるほどの健やかさ



夏バテ良薬苦し麦酒

鬼子母神停留所

2008/08/05(火) 02:11:57 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

目白通りから鬼子母神の間に近道が出来た。
捷径という名称がまことにふさわしい細い道である。
副都心線の開通に合わせて、
都電荒川線のうちの、同線と重なる区間の沿道は、
色々と工事をしているようで、
線路に沿って小道や自転車置き場が作られている。
工事が現在進行中の箇所もまだ多い。
普通の住宅のすぐ裏手を縫うように走る風景が
荒川線の車窓に展開されるパノラマの魅力のひとつなのだが、
実際にその近辺に住んでいる人間にとっては
むしろこの再開発はありがたいのかも知れない。

都電の鬼子母神停留所のすぐ近くには、
副都心線雑司ヶ谷駅の入口がある。
互いに乗り換え駅として、アナウンスされている。
建物は、当然ながらまだ真新しい。

ややこしいことに、荒川線雑司ヶ谷停留所は、
副都心線雑司ヶ谷駅と接続していない。
このため、荒川線の方が名称を
都電雑司ヶ谷」と一部改称した。
後から来ておいて、自らの都合で先人に改名を強いるとは、
副都心線は随分と傲慢で尊大ではないか?
本来ならば、副都心線の側が素直に
鬼子母神前」もしくは「地下鉄鬼子母神前」の駅名を用いるのが筋だ。
初日からトラブル続きのくせに。



雑司ヶ谷改名都電に押しつける
その地下鉄の横暴につき



中学生らしき一団が、停留所で都電を待っている。
一般優先、一般優先と連呼しているから、
それなりに教育は行き届いているようだ。
都電がやって来るが、その小さい車両に全員は乗り切れず、
一部は次の車両を待つことになる。
ほどなくしてやって来る。
時刻表をみると、
荒川線はラッシュ時は四分間隔、
日中でも六分間隔で運行されているらしい。
下町巡りのノスタルジックな観光鉄道ではなく、
日用の交通手段として、紛れもなく現役なのだ。
車両編成を長くするよりも、
運行間隔を短くした方がLRTとしての利便性は確保され、
合理的であることの一つの証左であろう。
この活況を目の当たりにすれば、
豊島区が新たに路面電車を作りたいと言いだすのも理解できる。

炎上するタンクローリー

2008/08/04(月) 00:22:33 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

日曜の早朝からヘリコプターの飛ぶ音がずいぶんと喧しい。
遠くから微かにサイレンも聞こえる。
近隣で何か事件でもあったのかと思いテレビをつけると、
果たして、板橋区首都高タンクローリーが横転して
現在炎上中とのことであった。
自分の耳で直接聞いているプロペラサイレンの音と、
ニュースに映し出される火災の画像という二つの回路を通じて、
一つの事件とリアルタイムにリンクしている感覚が何だか奇妙で面白い。

真夏の飛行船

2008/08/02(土) 00:29:44 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

プロペラ音が聞こえるので空を見上げると、
docomoのロゴが入った灰色の飛行船が飛んでいた。
飛行船というと、のんびりと静かに悠然と空を漂うイメージがあったので、
やや意外な感がする。
南に向かって進んで行き、
ほどなくして雲の中に見えなくなった。



飛行船呑み込み高く伸びやかに
夏の午前の雄大積雲

ムーミンフェアのキャッチコピー

2008/07/29(火) 00:50:07 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

少し前から、各種コンビニの店頭では
ムーミンフェアをやっているようで、
二話収録のDVDとか、その他様々なグッズが売られている。
私より少し上の世代をターゲットに、
ガンダム関連の食玩やフィギュアやグッズを売りつける
いわゆるガンダム商法は、
コンビニでもかなり頻繁に見かけていささか食傷気味なのだが、
ムーミン商法は余り聞かない。

そのキャッチコピーは、
スナフキンダンディズムを、
ミイハードボイルドを学ぶ
というものらしく、雑誌棚の目につく所に掲げられている。

悪くない。
中々良く出来たコピーだと思うのだが、
しかし私だったら、
ムーミン世界の多様な魅力を表現するために、
敢えてこのように書いてみたい。

ニョロニョロエソテリシズムを、
モランリリシズムを感じる。

なぜならば、
他の存在には全く理解できない、
独自の言語、コミュニケーション体系、社会システムを持ち、
常に自らに内在的な価値基準で行動するニョロニョロの振る舞いは、
まさしく秘教的と呼ぶにふさわしく、
また、冬季限定のキャラクターであり、
触れるもの全てを凍てつかせるというモランのキャラクター設定は、
叙情そのものであるからである。

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