新書売りの男

2008/04/29(火) 06:54:06 [詩文・俳文]

神保町古書店街九段下側から順番に覗いていくと、
ある店で、古書店同士の交渉現場に遭遇した。
段ボール箱一杯に真新しい新書本を詰めた男が、
それらの本を買い取ってくれと店員に掛け合っている。
その店は新書本は扱っていないとのことで
結局商談は不首尾に終わり
男は段ボール箱をそのまま持って引き上げていった。

その男の後を追って、店を出た所で声をかけた。
箱の中身を見せてくれと持ちかけると
快く了解してくれる。
欲しいものが何かあれば、1冊100円で売ってくれると言うので
少しでも興味を魅かれたものはこの際と欲張って
7冊ばかり買ってしまった。
このような本との出会いがあるのは
やはりこの街ならではのことだ。

袋のようなものは何かないかと聞いたら、
何も無いと言う。
仕方がないので、
新書本7冊を強引に詰め込んでパンパンになった重い鞄をぶら下げて、
古書店街巡りを続けた。
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椋鳥

2008/04/28(月) 05:56:59 [俳句]

椋鳥の芝生穿る春の園

ピーコックからシナ人バイトが姿を消す

2008/04/27(日) 01:03:21 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

近所のピーコックでは、最近になって大々的に
パート・アルバイト募集の掲示を見るようになった。
シナ人女性のレジ打ち係の姿が一斉に消え、
緊急に派遣されて来た本部の社員と思われる、
ネクタイを締めた若い男性がレジに入っている。
それでも人出は足らないようで、レジの半分は空いている。

入管のガサ入れでも入ったか、
それとも例の、禍々しき長野聖火リレー(邪火だが)に際して
動員・拘束がかけられたのか?

バングラデシュフェステバル

2008/04/24(木) 23:41:45 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

池袋西口公園に異常な数の色黒な外人が集まっている。
ステージの上では代わる代わる、
全くわからない言語のエキゾチックな歌謡曲を
けたたましく激しく
かつ情熱的に大音量で歌っている。

バングラデシュフェステバルだと言う。
どおりでみんな、彫りの深い顔をしているわけだ。
バングラの言語で書かれた書籍や、
CDや、旅行案内のパンフなどが出店には並んでいる。
もの珍しい。

食べ物としては、
ほとんどの店がやはりカレーを売っている。
(一件だけ何故かトルコ料理屋があって、ケパブを売っている。
イスラム繋がりか?)
幾つか店を回って、持ち帰り用にマトンカレーを買った。
閉店間際の時間帯だったので、どの店も値引きをしていたが
私が買った店に限っては額面価格そのままだったので
少し高い買い物をして損をしたかも知れない。
そのカレーは後日食べたが、なかなか美味かった。

都バス新橋→小滝橋

2008/04/23(水) 02:49:00 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

よく整備された地下鉄網が縦横無尽に張り巡らされている
東京都心部のその間隙を縫うように
都バスは意外な地点から意外な地点までを結んでいることが多い。
新橋から小滝橋車庫(北新宿、高田馬場と東中野の間)という路線も
その一つだ。

皇居直下を避けて、
おおむね主要幹線道路に沿って走りながら複雑に絡まり合う東京の地下鉄の、
いわば死角となっているような駅同士を巧みに選びつつ
新橋から内幸町霞が関から永田町とこのバス路線は巡って行く。
いずれも、政治に深く関係した街だ。
夜の東京の官庁街にはタクシーが溢れている。

経済産業省前で中年の女性が乗って来る。
国会議事堂前を過ぎた辺りからは、
無機質なイメージの漂ういわゆる官僚の街からは色合いが大分変わり
砂防会館、平河町、麹町、番町といった、
いずれも自民党の派閥の正式名称に冠されているような地名の、
ある種の生臭さを感じさせるやはり政治関連の街が続く。
麹町の辺りは、何故だか結構賑やかだ。
新橋・汐留の現日テレエリアから、
麹町の旧日テレエリアを直通で結んでいる公共交通機関は
このバスだけなのではないか。

市ヶ谷までは、ほぼ有楽町線の走行区間と重なっている。
この間に切り返しがあり、またかなり狭い路地のような道を通るが
都バスの運転手は平然とそれらをこなしていく。
ある種の職人芸である。

牛込ぐらいから大久保通りに入り、
若松町、河田町と、今度は都営大江戸線と重なる区間に来ると、
夜の東京でも、ぐっと変わって静かな雰囲気となる。
考えてみるとこの辺は、
大江戸線が通るまでは付近に鉄道の駅もなく
結構生活に不便だったのではないかとも思われる。
この一帯はちょうど夏目坂の坂の上、
早大戸山キャンパス(文学部キャンパス)の裏側に当たる。

国立国際医療センターから明治通りを渡り大久保の街に近づくと、
風景は再び賑やかさを取り戻し、
原色の、自己主張の強いハングル文字の書かれた
派手な看板が目を引くようになる。

薄月の光を浴びながら影のように動いている三人の姿は
まさにこの世のものとは思われませんでした。
そこへ防護団の制服を着た連中がどやどやと駈けこんできました。
阪井さん、小滝橋のあたりへ爆弾が落ちました。
あぶないから気をつけください」
「ご苦労様、これが終わったら待避します。」

浜離宮庭園の夜桜

2008/04/18(金) 23:52:11 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

都営地下鉄の中吊り広告によると、
浜離宮庭園では、
ソメイヨシノとヤエザクラのそれぞれの開花時期に合わせて
二回にわたって夜桜ライトアップの期間が設けられているという。

夜の浜離宮にはそれなりに人影が見られ、
中には会社帰りの若いサラリーマンや、
年配のサラリーマンも集っている。
散策を楽しむ。
軽食やアルコールもそれなりに売っている。

高層ビルに囲繞された日本庭園の池の上空に
何故だか蝙蝠が舞っている。



浜離宮夜訪れば
ビルの灯と月夜に照らされ蝙蝠の飛ぶ



桜の木がライトに照らされた一隅に来ると
人々はそれぞれにケータイやデジカメで写真を撮っている。
年配の婦人の二人連れが、
どっしりとした花の塊が枝先にまとまっているのが
八重桜だと教えてくれる。
「まるでチアガールの持つポンポンのようだ」と
ご婦人の一人は形容する。



咲けよ咲けソメイヨシノにヤエザクラ
誇らかに示せおのおのが花



名は体を表さんかなヤエザクラ
重厚なるその花咲く見れば



儚くもソメイヨシノが散るならば
長く保てよヤエザクラの時



その花塊に触れると、
確かにボリュームがあって掌全体に力強い弾力が感じられる。
グラマラスでかなり頑丈そうだ。

この桜の花は葉と共に開くものらしい。
春の短い間にあっと言う間に咲き、
短時日で潔く風に散って葉桜となるソメイヨシノに代表される桜のイメージとは、
かなり異なった性格の花であり、また違った趣がある。
天気予報が伝えるいわゆる「桜前線」は
ソメイヨシノの開花情報に過ぎず
日本各地にはこれ以外にも多種多様な桜が
様々な時期に咲き誇っている。

ソメイヨシノ的な桜の生態が
何時の頃からか日本人の美意識や民族性をシンボライズするものとして
広く受け入れられているようだが
ソメイヨシノだけではなく
ヤエザクラも桜の代表として広く親しまれ鑑賞されるようになれば
あるいは日本人の文化や精神性も
より肉厚に、深みとタフネスさを増すようになるかも知れない。
散華することだけではなく、
生命に執着することにもより価値を見出すようになるかも知れない。

低劣は車とともにやって来る

2008/04/15(火) 23:58:10 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

文明は鉄道とともにもたらされ
低劣は車とともにやって来る。

現代文明の真理をまた一つ
極めて簡潔かつ率直に突いてしまった。
それにしても、鋭い、鋭すぎる。

今まで不便であった足立区の北側に
日暮里舎人ライナーという、
信頼に足る高性能の公共交通が整備されたのは
真に慶賀すべきことである。
またライナーの開通に伴ってその沿線が活気づき、
様々な開発が進展するのも、当然のことである。
しかし住民にとって、持続的で安全な街を創っていくには
常に警戒を怠ってはならない点が幾つかある。

何よりもまず、車の侵入を可能な限り防ぐということである。
何故ならば
現代文明の最も低劣な部分こそ
まさに車によってもたらされるからだ。

車に依存する生活スタイルがひとたび出来てしまえば、
その地域ではロードサイドビジネスが幅をきかせるようになる。
ファミレス、大型ショッピングセンター、そしてパチンコ屋。
いずれも、今の日本の景観を破壊し、
消費社会の最も低劣な部分を拡大再生産している元凶である。
こいつらはそのでかい図体で
個人商店を傷つけ、独立自営業者を攻撃し、
組織的に消費者から尊厳を奪っていく。
我々の生活圏をシロアリのように貪るエイリアンである。
この侵略者の低劣な欲望から、
人々はどのようにしてその生活を守る事ができるだろうか。

公共交通が整備されたのなら、
まずは車の進入を、可能な限り防ぐべきだ。
幹線道路の拡幅は行わず、
住宅地には複雑な一方通行路を張り巡らせ
車が通り抜けを行うのに不便な環境を意図的に醸成していく。
それに加えて、小規模な緑地や農園も
駐車場などには決してせずに維持していく。
徒歩や自転車と公共交通を組み合わせれば日常の用は全て足りる、
車を用いるのは緊急時と引越しの時だけで良いというのが、
真に洗練された都市住民のライフスタイルである。
またそれは今日の環境問題にもかなっており、
要するにエコでもある。

道路族議員を見よ。
国土交通省道路局のゴミクズ官僚を見よ。
土建と自動車道に依存して生きる地方愚民の姿を見よ。
あれらは皆、車が生み出す、
すなわち膿出す利権を啜って生きる、
この世界で最も醜い生き物ではないか。
車のもたらす諸々の低劣の中でも
最底辺に位置する現象である。

もう一度言おう。
文明は鉄道とともにもたらされ
低劣は車とともにやって来る。

見沼代親水公園

2008/04/14(月) 23:49:06 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

見沼代親水公園は、
公園とは言ってもまとまった敷地や緑地があるわけではなく
住宅街の中を流れる小さな川に沿って
歩道と並木が細長く整備されている空間である。
しかし、これは良いコンセプトかも知れない。
身近に水系が存在すると
生活に潤いが感じられるであろうし、
夏などは涼しそうだ。

川の中に置かれた渡り石の上で
少女達がジャンケンなどをして遊んでいる。
ザリガニ釣りをする少年達の姿も見かける。
それにしても、ザリガニ釣りとはなんとも昭和テイストな遊びである。
この公園の端から端まではハイキングコースになっているようで
川沿いをゆったりと散歩をしている老人達の姿も多い。

公園の一角には神社があったり、
また水車が廻っていたりする。
水車は外見だけのもので、
どうせ実際はモーターで動いているのだろうと
強引に逆方向に回してやったら、
予想以上に長い間その方向に回転を続ける。
意外と、これはホンモノだったのかも知れない。

年配の女性二人連れに声をかけられ、
何となく会話をする。
春にふさわしくヨモギの葉を見つけた二人は
それを摘んで匂いを嗅いでいる。
それに倣って私もヨモギの葉を少しちぎって食べてみる。



見沼代親水公園春行けば
人それぞれの楽しみぞある

日暮里・舎人ライナー

2008/04/12(土) 06:39:02 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

日暮里駅を出発した舎人ライナーは、
雑居ビルやラブホテルの角を
ほとんど擦るようにして急カーブを曲がりながら
少しづつ荒川区の市街地を進んで行く。

この新都市交通が本領を発揮するのは
西日暮里駅を過ぎて、
尾竹橋通りを並走する直線コースに入ってからだ。
新都市交通という性質上、
通常の鉄道よりは短い間隔で駅が設置され、
割と小刻みに停車と発車を繰り返すのだが、
その発車する際の加速性能が抜群で、
軽快で小気味良い。
リズミカルにテンポ良く疾走する
この新しい鉄道に乗っていると
童心に帰ったかのように心が躍ってくる。

車掌も運転手も同乗しない自動運転のため、
先頭や最後尾の車窓から景色を眺めることが出来るのだが、
滑らかなモーター音とともに、
前の駅がグングンと遠ざかり
また次の駅がドンドンと接近してくるその様子は
何とも爽やかで清々しい。
車両も駅もレールもまだ真新しいものであることが
その清涼感をなおさら素晴らしいものとしている。

東京の東側の低地に広がる低層住宅地を
ほぼ一直線にかけぬけるライナーの高架からは
ずいぶんと遠くまで見渡せる。
もし天気が良ければ、富士山まで見えそうだ。
隅田川と荒川と、あとは首都高を超える時だけ、
その高架は一際高くなりまた湾曲するのだが
これもまた、意外性があって面白い光景だ。

荒川を超え足立区の深奥部に入って行くと、
緑地や畑が住宅に混じって見られ、
長閑さを感じさせる風景となる。
実に微笑ましく、心がなごむ。
その一方で、ライナーの開通に伴う開発も着実に進んでいるようで、
竣工したばかり、
もしくは現在建設中の高層マンションの姿も見られるようになる。
致し方のないことかも知れないが
畑が無くなっていくのはやはり残念で寂しい事だ。

舎人公園の緑を抜けたライナーは、
やがて終点の見沼代親水公園駅に到着する。
完全閉鎖式のホームドアをくぐって駅に降りる。
この小さな駅には、
近辺で発掘された縄文時代の出土物が
簡単な説明と共に展示されている。
それを一通り眺めた後Suicaで自動改札から出ると
そこにはやはり真新しい駅前広場、
真新しいバスターミナルとともに
真新しいセブンイレブンがある。

日暮里駅の変貌

2008/04/11(金) 05:33:04 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

足立区北辺の住民にとって長年の悲願であった新都市交通、
日暮里・舎人ライナーがこの三月に遂に開通し、
日暮里駅を含めたこのエリアは
大規模な開発ラッシュが巻き起こっている。

舎人ライナーの駅の周辺はずいぶんと綺麗になり
超高層マンションが二棟ばかり建設された。
ステーションガーデンタワー及び
ステーションポートタワーと言うらしい。
上層階が住居スペースで、
下層階には飲食店を中心に商店、医院などの
各種テナントが入っている。
(数年前につくばエクスプレスが開業した北千住駅周辺でも、
似たようなマンションを見た覚えがあるな。)
さらにもう一棟、ステーションプラザタワーというのが、
現在建設中である。
立地条件や設備はともかく、
ありふれ過ぎていてネーミングセンスは余り良いとは言えない。

この舎人ライナーの駅建設に伴って、
店の敷地を移動することになり、
ビルの場所が路面から二メートルばかりへこむことになったと
日暮里駅前の蕎麦屋「太宝屋」の店員は語る。

JRの駅の方も大分変化している。
山手・京浜東北・東北上越新幹線・常磐・京成本線の
各線が並走する日暮里駅は
とにかく横幅が広いのだが
その横に長い駅のホームを跨ぐコンコースが大幅に拡張され
清潔かつ美しいものになった。
しかも、しかもである。
その駅構内になんと!リブロがオープンした。
エキナカ書店である。
特に大学が近くにあるわけでも、文教都市でもないのに。

市ヶ谷の釣り堀

2008/04/10(木) 07:55:45 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

市ヶ谷釣り堀の水面吹き揺らす
四月の冷風ホームより見ゆ

神田川二首

2008/04/04(金) 00:12:24 [短歌]


亀一人甲羅干しする傍らに
鴨寛ぎて花筏行く



神田川桜肴に酒飲めば
盛んに囀る鳥の長閑に

東京みちの情報館(嗤)

2008/04/03(木) 00:40:50 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

屋台の姿なども見え
花見の人出で大いに賑わう春の新宿御苑のすぐ脇で、
東京みちの情報館(嗤)は
人目を憚るようにコソコソと休館するに至った。
道路特定財源を巡る一連の国会論戦の中で
国土交通省の腐れ役人たちの余りにもデタラメな、
そのインチキな金の使い込みぶりが暴露され
マスコミなどでも連日槍玉にあげられたからであろう。
まさしく、汚金によって塗り固められた施設である。

クク……
ククク……
クククク……(アカギ調)

クズッ!
クズックズックズックズックズックズックズックズッ
クズックズックズックズックズックズックズックズッ!!(鷲巣調)

赤坂サカス

2008/04/02(水) 23:39:49 [【07-08】雑司ヶ谷下水道水難事件]

フジテレビのお台場
テレビ朝日の六本木
日テレの汐留に続いて
赤坂にはTBSの集客宣伝エリアが完成した。
六本木のような、
元々下等外人と下等日本人しか集まらない下等な街が
テレビ朝日のような下等テレビ局の城下町になろうと
別に何の痛痒も感じないが
赤坂のような、
それなりに風情も趣きもある街が
TBSのような同じく下等テレビ局の支配する所となるのは、
率直に言って、あんまり良い気分ではない。

この日は物凄い突風が東日本全体で吹き荒れていて
着いた時には桜の花もほとんど散ってしまっていた。
残り少ない花びらは強風によって引力に逆らい天に昇って行く。
TBSエリアの高層ビルの隙間から覗く春の空は
とても高くまた透き通って見える。

物価はやはり高い。
何が面白いのか、
飲食店でもTBSショップでも人々はやたらに行列を成している。
T豚Sの街にまことにふさわしい豚の光景だ。
ベルギービールを飲んでランチの豚肉を食べたら
何故だか突然気分が悪くなる。
T豚Sの瘴気にやられたか?

メインストリートと思われる坂には屋台も並んでいるが
ほとんどの店がやはり高い。
イベント広場では少女達が、
懐かしの杏里キャッツアイのテーマに合わせて
ダンスを踊っていたと思ったら
途中で突然「残酷な天使のテーゼ」に切り替わったが、
この曲も今となっては懐メロだ。
何でアニソンばかりなんだ。

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