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東福生のポピー

2012/06/26(火) 21:44:12 [【11-12】夏と愛と]

 東福生の路地や空地にはポピーがやたらに多い。
 米軍関係者が持ち込んだドラッグの原料からその種子が零れ落ちて開花し、この地域一帯に根付いて自生するに至ったのだろうという妄想を逞しくしてみたが、この街の女は全て黒人兵の娼婦であるという妄想と大して変わりがないと気づいて直ぐに打ち消した。
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初夏の御岳渓谷

2012/06/25(月) 22:06:29 [【11-12】夏と愛と]

 初夏の御岳渓谷の日曜では午前から、多数の人々が種々のレジャーに興じている。釣り、ハイキング、サイクリング、カヌー、川下り……。青梅市は来年の東京国体のカヌー競技の会場であることを宣伝する横断幕が対岸に掲げられている。
 四角形の巨大なマットを敷いて、渓谷の険しい岩を攀じ登っている人が居るが、聞いてみるとこれも「ボルタリング」という流行のスポーツの一種らしい。初めて知った。世の中には色んな遊びがあるものだなと、そんな風景を眺めながら、巨漢のヨネさんと小兵の僕とはこの場所で一日中仕事を続けた。



その午後はまだ渓流の多摩川の五月の色を口に含んだ

すぎ丸となみすけの噂

2012/06/19(火) 21:51:45 [【11-12】夏と愛と]

 杉並区のイメージキャラクターとして元々存在していたのは「すぎ丸」で、それはマンガ家のみうらじゅんを始祖(いいだしっぺ)とするいわゆる一連の「ゆるキャラ」ブームよりもかなり以前から喧伝されていたはずで、自分が小学生の頃には区が発行する社会科の副読本にも登場していたのだが、何時の間にか後発の「なみすけ」に淘汰され完全にその座を奪われてしまった。「すぎ丸」の姿は今はマンホールの蓋ぐらいでしか見かけない。その名はわずかに、コミュニティバスの愛称としてのみ杉並の街に残されている。
 高円寺の酒場で、私より一回り若い青年にそんなことを教えられたので、「それって、セガのキャラクター史における、アレックスキッドソニックの関係みたいなもんですね。」と自分なりのパラフレーズで応答したが、世代的にその喩は彼には全く通じなかった。その場に同席していた、私より二回りぐらい年上の、リアルウルトラ怪獣世代の小太りの男性にも、当然わからなかった。最後の一人、私と同世代の男性もやはりわからない様子だったので、「まあ、あなたは若い頃海外生活してたから……」と何とか取り繕おうとすると、「いや、それは別に関係ないと思うよ」と淡々とこの話題自体をシャットダウンされた。

五月の代官山

2012/06/18(月) 15:37:05 [【11-12】夏と愛と]

 代官山の駅前に停めてある自転車は何故だか、籠が無い折りたたみ式の、デザイン重視っぽいものばかりだ。
 さすがに、この街にはパチンコ屋は存在しない。
 街路樹の豊富な浅緑に覆われた五月の連休のこの街の坂や路地裏は、私にとっては迷宮で、すれ違う女性は悉く美人ばかりであるように思える。



(ゲリラ豪雨に襲われて)
この街にただ一軒のコンビニの傘は瞬時に売切れになる



 コミュニティバスのバス停を見つけたので、渋谷までそれで帰ることにする。
 渋谷区だから当然「ハチ公バス」だと思っていたら、そうではなかった。「東急トランセ」という聞いた事のない会社の、ワインレッドの車体がやって来る。運転手は女性である。渋谷の南西の、南平台とかの高級住宅街の坂道を下って行く。
 このバスの運賃は、休日は平日の半額になるという。今日は休日で、渋谷まで百円であった。駅西口のロータリーに着いてから、余り見ることのないその車体をしばらく観察し撮影した。



コミュニティバスの車体もどこかしら気取りを帯びてその街の坂

【オープンマイク】Mido midnight vol.25に出演して来ました【池袋】

2012/06/18(月) 10:04:49 [お知らせ・近況報告]

2012年6月13日、池袋のイベントバー「3-tri-」において開催されたオープンマイクイベント
「Mido midnight」 vol.25に参加して来ました。

主催のMidoさんが倒れられたという情報を、
守山ダダマさんのツイッター経由で知り、
急遽駆けつけたものです。

私は拙著『ちぃばす麻布ルート』より
「建設途中の東京スカイツリー」を朗読しました。
私の拙い朗読を聞いて下さった会場の皆様に御礼を申し上げます。

midoさんのブログはこちらです。
↓↓↓
http://d.hatena.ne.jp/mido-mido-mido/

池袋「3-tri-」のページ
↓↓↓↓↓
http://www.ikebukuro3-tri.com/

『碧悟桐俳句集』より2

2012/06/12(火) 22:31:07 [引用▼日本]

横へし朝の反身や鮎三尾

宝物の鬼気も蝕む秋の風

蟹とれば蝦も手に飛ぶ涼しさよ

木蓮が蘇鉄の側に咲くところ

カラ梅雨の旅しきぬこの蚊雷や



「木蓮~」の句は南方熊楠に逢った時の印象。
可憐なものと無骨なものとの対比が、
この博物学者の内面と相貌とを表しているようだ。

金香(チューリップ)の終わりに

2012/06/12(火) 01:03:11 [【11-12】夏と愛と]

真上から見た金香の底の影



原色の小さな部屋は五月には解体されて空と繋がる

中野坂上

2012/06/11(月) 23:08:38 [【11-12】夏と愛と]

 西新宿の予備役の高層ビル達。
 坂の上でビルの谷間。
 交差点の四方向の角のうち、三方にはそれぞれに現代的な相貌の高層ビルが建っているが、平面グラフに例えると第二象限に該当する北西方向の角だけは、古ぼけた茶壁の東京メトロの低層ビルが居座り続けている。おそらくは前世紀から、つまりは帝都高速度交通営団の時代からこの建物はこの姿をしてこの場所にあったのだろう。上空への進化を行わないのは、地底をメインフィールドとしている地下鉄会社の本能故か?
 高層ビルと地下鉄駅と幹線道路だけのこんな無機質な空間においても、路上詩人は路上活動を試みる。敢えて無謀に挑戦するつもりで。予め敗北するつもりで。自身の無謀さを、自分自身に対してただ再確認したいがために。



ビル群を巨人に見立て無謀なる闘い止めず春の曇天



 風が強い。
 売れる。
 購入者のその老婆から、自分の娘は女子医科大学を出て医者になったという自慢話を聞かされる。この交差点の山手通り沿いの幅が広い歩道には、時折ビッグイシュー売りも姿を見せるという。

【オープンマイク】「tamatogi」vol.13に参加して来ました【渋谷】

2012/06/09(土) 00:18:43 [お知らせ・近況報告]

2012年6月2日、渋谷円山町のバー「Space turbo Bar&Gallery」において開催されたオープンマイクイベント
「たまとぎ」Vol.13に参加して来ました。
私は近況報告を行った後に、
新刊『ちぃばす麻布ルート』から「建設途中の東京スカイツリー」を朗読しましたが、
途中で時間切れとなってしまいました。

Space turbo Bar&Galleryさんのサイトはこちらです。
↓↓↓↓
http://www.kensscratch.com/gallery-space-turbo.html

主催者の桑原さん・イシダさんに御礼を申し上げます。
また私の著書を買ってくださった方、
拙い作品を聞いて下さった全ての方に改めて感謝を申し上げます。

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