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『塚本邦雄歌集』より11

2015/10/20(火) 21:14:16 [塚本関連]

錐・蠍・旱・雁・掏摸・檻・囮・森・橇・二人・鎖・百合・塵
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夏達の溺死

2015/10/20(火) 20:52:29 [自由詩]

夏の関係者はこの豪雨で、悉く皆溺死した。
夏彦も夏美も、もういない。



告別式は青天で、
羊雲の奴らばかりが参列しています。



香典返しは羊羹です。

『塚本邦雄歌集』より10

2015/10/15(木) 11:49:25 [塚本関連]

つね戀するはそらなる月とあげひばり

ひとでなし
一節切

(※ 改行は引用者。何だかこのように表記してみたくなる一首。
一節切は、小さな横笛の尺八みたいな和楽器。)

街も乾いていた

2015/10/15(木) 10:58:45 [エッセイ]

 年長の同僚に誘われ、バドガールが居るというそのビアガーデンに行ったのは、茨城県鬼怒川が決壊して民家に人々が取り残され、ヘリコプターからの救出劇が実況中継された、その日の夜だった。細く長く途切れることのない雨雲が関東地方に豪雨をもたらしたと天気予報では解説されていたが、私達の街は乾いていた。職場からターミナル駅を挟んで反対側のその店まで歩く途中で、駅構内の電光掲示板が中距離列車の遅延を反復して告知するのを何度も目撃した。
 そんな夜のことだから、そのビアガーデンに入った時は、客は他に誰も居なかった。バドガールも一人しか居なかった。水着ではなく、ボディコンのミニスカだった。コースメニューとバドワイザーを頼むと、ビアジョッキの模型を大袈裟にひっくり返して騒いで見せるという、ありがちなドッキリを演じてくれた。
 客が私達二人しか居ないために、そのバドガールは、店の用事をする以外はほとんど付きっ切りで私達のテーブルの傍に居た。ロングヘアーを金髪に染めた、ごく普通の体型の女の子だった。とは言っても、話をしていたのは、ほとんど彼女自身だった。彼女自身が、彼女自身に関する情報を、ひたすら喋り続けて時間が経過したように思う。実家が蕨市だという話、昔はガングロのコギャル(そんな世代か?)で、肌を真っ黒に焼いて熱心にクラブ通いをしていたという話。今までにつきあった彼氏は二人だという話。二番目の彼氏は、シンガポールに転勤になるというので別れたという話。そのどれもが、何だかどうでも良いような話であった。
 その女の子は、顔もスタイルも悪くないように思うのだが、その甲高い声で連射されるマシンガントークに、しまいには何だか疲れてきた。時折、大人しそうなホールのバイトの男の子が控え目に会話に参加したように思うが、彼が何を発言したかは全く覚えていない。まだ学生だという。
 自分も、ほとんど何も話さなかったように思う。
 この店は夏期限定で、毎年最終日には大勢の客が集まって、非常に盛り上がるのだという。その日には来ることができないと同僚が答えると、冬には鍋の店として営業するから、是非来て欲しいという。鍋といっても、何の鍋の店かと聞くと、まだ決まっていないという。
 同僚はまた来ると約束していたが、本当に来るかどうかはわからない。取りあえず、電話番号は交換していたようだ。
 結局最後まで、私達以外の客は来なかった。
 来た路を引き返して駅に戻ると、湘南新宿ライン上野東京ラインも、未だに遅れたままだった。全く酔っていなかった。街も乾いていた。 大規模水害からの北関東の復旧を祈りつつ、帰りの列車の到着をホームで待った。

【オープンマイク】Voice Circus#11に参加してきました【江古田・中庭ノ空】

2015/10/15(木) 09:56:20 [お知らせ・近況報告]

2015年9月26日
江古田のカフェ『中庭ノ空』において開催されたオープンマイクイベント
「Voice Circus#11」(主催:norikoさん)に参加してきました。


青条は自己紹介及び自著の紹介の後、
『オレンジをアップデート』より以下の作品を朗読しました。

「トッキョォウ」
「狼の見ない満月」
「羊飼いの不在」
「羊羊」
「狙撃手は空には居ない」

次回の「Voice Circus」は、10/31開催とのことです。
(主催者ブログなどでご確認をお願いします。)

主催のnorikoさん、
中庭ノ空の五十嵐さん、 
私の拙い作品をご清聴下さった皆様、
そして当日私の著作をお買い上げ下さった方に
この場から御礼を申し上げます。


Voice Circusの公式ブログ
http://voicecircus.seesaa.net/


中庭ノ空
http://nakaniwanosora.web.fc2.com/

フリクション

2015/10/05(月) 09:42:13 [短歌]

フリクションボールで書かれた恋文のように君との思い出も消す

【オープンマイク】「ぽえとりー劇場―ありがとう!そら庵で最終回―」に参加してきました【清澄白河】【森下】

2015/10/05(月) 09:30:38 [お知らせ・近況報告]

2015/9/20
清澄白河/森下のイベントスペース、そら庵にて行われたオープンマイクイベント、
「ぽえとりー劇場―ありがとう!そら庵で最終回―」に参加して来ました。
この場所自体には始めて来たのですが、
美味しいカレーを頂き、
しばらくお会いしていなかった方とも歓談でき、
有意義な時間を過ごしました。

自著『オレンジをアップデート』より、以下の作品を朗読してきました。

「太陽が眩しすぎて」
「月食系男子」
「詩人には蝶を殺す必要がない」
「オレンジをアップデート」

この空間は無くなってしまうとのことですが、
イベント「ぽえとりー劇場」は場所を再度改めて継続されるとのことです。
主催の服部さん、
私の拙い作品に耳を傾けて下さった方、
また拙著をお買い上げ下さった方に、
この場より御礼を申し上げます。

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