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谷川雁「民衆の無党派的エネルギー」より

2010/10/16(土) 12:43:27 [引用▼日本]

 

これに対して政党はどうしているだろう。それはまるで無邪気な官僚そのものだ。すべてを自分の誤りのみに帰着せしめる尊大な主観によって――太陽はおのれがときを作るために上ると信じている雄鶏のナルシスムに落ちている。日本の革新政党は始終誤っているために、誤りのなくなったときどうなるのか見当もつかないが、大衆から見離されかけるとあわてて「大衆路線」の四文字を処方箋に書きつけるというようなヤブ医者ぶりでは、自分が死んだのちに病がなくなる順序であろう。


 
 谷川の思想は今の時代から見るとアナクロな楽天主義以外の何物でもない。そこに今日にも通用するような。有益な要素を見出すことは、どうも私にはできない。だが、さすがに詩人だけあって「太陽はおのれがときを作るために上ると信じている雄鶏のナルシスム」というレトリックは素晴らしい。

 古くは武者小路実篤、真木悠介(見田宗助)、そしてこの谷川と連なる、東大社会学科出身者の「共同体・コミューン志向」には、何か共通の原因というか、遠因があるのだろうか?
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