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その時

2011/03/25(金) 00:09:14 [【10-11】福島の向日葵に捧げる歌]

 普段は余り使うことがない都立中央図書館五階の食堂で、大分遅い昼食を食べることにした。その時間帯は、ランチメニューは既に終了しているはずだったが、店員に聞くとまだ間に合うというのでそうした。エプロンを着た図書館職員のグループがテーブルに居たが、入れ替わるように出て行って、客は私一人だけになってしまった。
 六本木の景色を一望する窓際の席で食事をしているその時に、その瞬間は来た。揺れ自体は、それほど大きいという感じも、衝撃的であるという感じもしなかったが、とにかく長く、何時まで続くのだろうと不安になった。この窓から見える港区の高層建築物、六本木ヒルズ森タワー泉ガーデンタワー元麻布ヒルズ、そして東京タワーなども揺れているのだろうかと思って見てみたが、そんなことは全く無かった。(幾ら免震構造といっても、外から見てわかるほど大きく揺れたら大変だろう。この地震で東京タワーの先端部が折れ曲がったことは後で報道で知った。)最初はテーブルに掴まっていたが、不安定なので食堂の配膳口に掴まって揺れが収まるまで待った。
 食堂の調理師が「大丈夫でしたか!?」と声をかけてきたので、「僕は大丈夫です」と答え、中断された食事を再開した。本日のランチメニュー、鶏肉の湯葉巻とシューマイのセットを食べ終えると、いつもは外来生物にありがちな横柄さで有栖川宮記念公園を騒がせているワカケホンセイインコが、この時ばかりは妙に慌てたような様子で、群を成して右から左に飛んで行くのが窓から見えた。後に東日本大震災と呼ばれる一連の大災害の端緒を、このように私は体験した。
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