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【映画】ミーン・ガールズ

2011/05/11(水) 02:44:45 [【映画】観映グゥ評]

 16歳まで家庭教師から教育を受けたアフリカ帰りの女の子が、アメリカのハイスクールに編入し、学園のアイドル的な女子グループと行動をともにする。片思いの男の子をそのグループの女王格の少女に横取りされて復讐心を抱き、陰湿な嫌がらせと権力闘争の上にその座を追い落とす。二人の権力闘争は学園全体の女子にまで波及し、無法地帯を現出した女子生徒は全員体育館に集められ、校長や他の教諭から説教を喰らって何とか平和を取り戻す。
 基本的にはアホな話。主人公の少女の陰湿な復讐計画はとてもヒロインのものとは思えない。だがそこにリアリティがある。
 この映画を見る限り、アメリカのハイスクールにも、男女問わずスクールカースト的な序列やグループ化があって、互いに互いを監視しあいつつ同調圧力を高めあっているようだ。アメリカ社会が個性を重んじるとか、日本の社会が出る杭を打つとかいう話は、アメリカを過剰に美化した人間が広めた嘘っぱちで、基本的にこの年代のガキどもがやることはどこでもそれほど変わらないものなのだとも考えられる。そして最後はカタストロフというか、破壊に至る。(ゴールディング『蝿の王』を参照。)
 アメリカが日本と異なっている点は、そのスクールカーストに現実の世界の国際問題、人種問題、民族問題が(この映画を見る限りかなり露骨に)反映されてしまっていることだ。学生食堂の座席に出来るインド人グループ、中国系グループ、その他アジア系、中南米系、そしてもちろん黒人。人類学者が指摘するように、本当に、混ざり合わないサラダボウルのような空間だ。日本の田舎のガキみたいに、スポーツ系がもてるとか、文化系はあんまりもてないが音楽をやっている奴等は必ずしもそうではないとかいう程度の稚戯、高二病のレベルではないのだ。これは、後の人格形成に影響を及ぼすよ……。
 主演のリンジー・ローハンという女優はかなりのビッチらしい。
 この校長(黒人男性)の振舞は毅然としていて立派。
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