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文化の墓場

2011/06/26(日) 00:32:00 [短歌]

 細野晴臣が教育テレビの番組で、YMO解散時の心境について喋っていた。
 自分としては音楽活動をやっていたつもりが、社会現象として受容されてしまい、そのギャップに耐えられなくなったというような意味のことを言っていた。
 そう言えば、「ライディーン」は作った当時は新しい音楽だったけど、今となってはすっかりパチンコ屋のBGMになってしまったと、十年ぐらい前のベストアルバムのライナーノートで細野は書いていた。
 社会現象としての騒がれ方がジャンルを超えて必要以上に肥大化したことや、世代論や時代論や文化論を論じる際に好んで言及されること、最後にパチンコ屋に流れ着くところなどは、かのエヴァンゲリオンに少し似ているなとふと思った。パチンコ屋はこの国の様々なカルチャーが、徹底的に消費し尽くされた果てに辿り着く墓場のような空間だ。無数の銀玉があの何も無い穴に虚しく吸い込まれていくように、諸々のカルチャーも力尽きた後にここに流れ着くのだ。平日の朝からその前に並んでいる人々は幽鬼か餓鬼のような存在で、館内に立ちこめる紫煙は線香の代わりなのだろう。
 


僕達が気付かなくても気付いても歴史は結局繰り返している



銀玉の雨降り注ぐこの国の時代を覆った文化の墓石に
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