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大手拓次「森のうへの坊さん」より

2011/09/18(日) 01:25:07 [引用▼日本]

坊さんがきたな、
くさいろのちひさなかごをさげて。
鳥のようにとんできた。
ほんとに、まるで鴉のような坊さんだ、
なんかの前じらせをもつてくるような、ぞつとする坊さんだ。
わらつているよ。
あのうすいくちびるのさきが、
わたしの心臓へささるような気がする。
坊さんはとんでいつた。
をんなのはだかをならべたような、
ばかにしろくみえる森のうへに、
ひとひらの紙のように坊さんはとんでいつた。



僧侶がまとう死の気配。
吉岡実の四人の僧侶を想起させる。
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