スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:-- [スポンサー広告]

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

川崎市バス 川崎駅南口→浮島バスターミナル

2011/10/04(火) 01:27:33 [【10-11】福島の向日葵に捧げる歌]

 その広大な自治体面積と人口に比して明らかに不十分な鉄道網を補うために、川崎市はバス網が非常に発達している。東京駅前も新宿駅前も他のどの都心のターミナル駅前のそれも凌駕して、川崎駅前のバスターミナルの規模は遥かに巨大に広がっている。南北両方のバスターミナルの路線数を総計すれば、おそらく二百を上回るだろう。 
 南口ターミナルの左側、浮島バスターミナル行きの停留所には既に行列が出来ている。平日昼間のバスで通常観察される主婦や高齢者に、半袖ワイシャツ姿のサラリーマンが交ざっている。定刻通りにやって来たバスに順に乗込むと、最後尾座席左側は彼らに占領されてしまった。
 川崎市の市街地の、目抜き通りと思われる幹線道路を、ひたすら海に向かって南下する。若干のカーブじみたものはあるものの、ほぼ直線である。バス路線としては、東京の江東区あたりと似たような感覚。
 市庁舎や市民会館といった公共機関の前で頻繁に停まる。台風の通過以降はさすがに秋が近づいて、今日は若干肌寒いぐらいなのだが、車内の冷房がとにかく強い。ハイブリッドバスのメカニズムによるものなのか、車体が停車すると冷房は弱まり、走行し始めるとまた強まる。クーラーの立てる送風音にもそれは顕著に現れる。
 首都高横羽線の前で、やっと左に曲った。湾岸線の高架下を並走するこの一般道は、産業道路というらしい。見ていると確かに、コンテナトラック、ダンプカー、タンクローリーなどの姿が多いように感じる。臨海部の工業地帯に繋がっているのだろう。
 産業道路を東進する途中に、おそらくは京浜急行のものと思われる踏切を渡った。何線だろう?
 ワイシャツ姿の一団に、色黒のコーカソイドの男性が居る。ガッチリとした腕時計をしている。眼鏡をかけて、いかにもインテリ風だ。こういう人を見ると、インド人IT技術者だと勝手にイメージしてしまう習慣がこの十年ぐらいですっかり定着してしまった。
 右に曲がって、再び南下を開始する。乗客も少なくなっている。広い空地が目立つようになってきた。
 サラリーマンの集団も遂に降りていった。乗客は私ともう一人、後部座席の若い女性だけになってしまったが、その女性もJFEスチールの工場だか倉庫だかの前でとうとう降りてしまう。
 この女性とは別に、スーツ姿の茶髪の若い女性がただ一人工場地帯の駐車場に居て、携帯で通話をしているのを車窓から目撃する。あまり似つかわしくない、なんだか不思議な立ち姿であった。
 左側には花王東芝の建造物がある。多摩川を挟んで羽田空港が近い。着陸体制に入ったポケモンジャンボジェットに描かれているのは、もちろんピカチュウと、ビクティニと……残念、建物の影に隠れてそれ以上は見えなかった。
 右側を並走していた貨物線の線路も、遂に途切れた。
 終点の浮島バスターミナルは、東京湾アクアライン川崎側の入口である。バス停が二つと、自動販売機がある待合室の他には、特に何も無い。待合室の中には、害虫が入るので窓を開けるなと注意書きがされている。川崎駅からここまで四十分かかるとバス会社の看板には書かれているが、今回は四十二分かかった。木更津からここまでは三十五分だという。
スポンサーサイト

Comment

Post Comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

トラックバックURLはこちら
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。