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柴田宵曲『俳諧博物誌』より2

2012/01/16(月) 23:00:03 [引用▼日本]

鳶の香も夕だつかたに腥し(其角)



……一句の趣は頗る異色に富んでおり、鳶の多かった江戸市中の空気が連想されるのみならず、爽快なる驟雨の感が十七字に溢れている。仮にこういう題があったにしても、この趣は都会詩人たる其角の実感から生まれたものに相違ない。……漢詩では「龍気腥」などといって、夕立に腥の字をよく用いる……言葉は其角一流に捻っているが、鳶を描いて鳶を離れ、一脈の涼風を紙表に漂わしむる点で、この句は嶄然他をぬいている。渡辺崋山の俳画に市中伯雨らしい光景を画いて、それに「鳶の香」の一句が題してあったことを思い出す。

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