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柴田『俳諧博物誌』より8

2012/02/01(水) 21:04:31 [引用▼日本]

 

四睡の賛

かけろふに寝ても動くや虎の耳 其角


 ……但し元禄の昔には生きた虎を見る便宜がない。其角のような逸才でも、画裡の虎で我慢せざるを得ぬ所以であるが、この句は虎を画いて狗にするのとは反対に、猫を画いて虎に擬したようなところがある。一句の眼目たる「寝ても動く」耳は、これを猫に得て虎に及ぼしたものであろう。
……四睡というのは寒山と、拾得と、豊干と、豊干の連れている虎とが、同じところで眠っている、長閑であると共に浮世離れした光景である。其角がこの図に対して他の何者をも描かず、寝ても動く虎の耳だけを句にしたのは、仮令猫から脱化したものにもせよ、その才の尋常ならざることを示している。

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