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詩人の波動

2012/03/20(火) 03:07:20 [【11-12】夏と愛と]

 直前にヒットラーが演説をふるったとしても、ビートルズが演奏を行ったとしても、僕は僕として、些かも動揺することなく、ただ淡々と自著の中から自作を朗読するだろう。またそうするべきだろう。そうして彼らの巧みな熱弁や躍動的な楽曲で最高潮に盛り上がっていた会場を、取り立てて変わったことなど最初から何も無かったような、平板で静穏で退屈な状態に戻してしまうだろう。それはバイキルトスクルトフバーハが重ねがけされた最終戦闘において、時折凍てつく波動を発動して全てを無効化する魔王の振舞にも似ているのだろう。
 この二月の中旬ぐらいからそんなことをしばらく考えていたが、それは純粋に個人的なイシューであって、この冬が例年にない厳しい寒さであったこととは直接には何の関係も無い。「全世界を凍らせるかもしれないほんとのことを、かくという行為で口に出すこと」が詩であると定義した、あの高名な老人が三月になって死んだこととも、直接にも間接にも何の関係も無い。
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