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『井上靖全詩集』より「ボール」

2012/09/16(日) 12:58:51 [引用▼日本]

蹴上げられた一個のボールは、次第に高く、小さくきらりと陽に光った一瞬の静止を持った後、やがてまっすぐに落下してくる、ユニホームの群れの中に。
かくして、四月の風と光と空の蒼さの中に次々と測定され、記録されているものはなんであろう。青春の情熱であろうか。若い日の力と夢であろうか。ともあれ、これほど純粋にして清冽なる、一個の物体の上昇と下降を、君は他に見たことがあるか。

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