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東京ゲートブリッジ

2012/10/12(金) 02:52:12 [【11-12】夏と愛と]

 目的地である東京ゲートブリッジに行くには、新木場駅から若洲海浜公園行きの都バスに乗らなければならないが、平日の日中はその本数がやはり少ない。待ち時間の間、全く秋らしさを感じさせない熱射に耐えて駅周辺を探索してみる。
 JR京葉線・東京メトロ有楽町線・りんかい線の三路線の乗換駅でありながら、新木場駅前には本当に商業施設が少ない。駅の高架下に入っている飲食店の他には、南口のバスターミナルの外れに一軒コンビニがあるだけだ。至近に首都高湾岸線と国道が走っている北側に進むと、一帯はいわゆる夢の島の公園の緑地となっていて、やはり繁華街らしきものは何も見当たらない。プールに向かうと思われる小学生の姿を見かける程度だ。
 バスに乗る。乗客はそれなりに居る。印刷関連・木工業関連の企業のオフィスや工場の間を走っていく。途中で降りる客も乗る客もほとんど居ない。東京ヘリポート前でも、誰も降りないし乗らない。海に近づくに連れて、足立ナンバーの車ばかりが列を成して路肩に駐車されているのが目に付く。また時折、右翼の街宣車両が打ち棄てられている。
 終点の若洲キャンプ場に着く。こんな所でキャンプなどをして面白いのかと疑問に思うが、面白いと思う人がそれなりに居るから、それなりに繁盛しているのだろう。その場内アナウンスの声が、スピーカーから聞こえて来る。
 若洲公園には、巨大な風力発電機がある。京葉線に乗る時、いつも南側の車窓から見えていたアレだ。勇んで近づくと、その風車塔には手塚マンガのキャラクター達が描かれている。そんなに風が吹いているとは感じられないのだが、順調に回転を続けるその巨大なブレードの真下に入ってみると、風を切る音が中々怖い。

若洲海浜公園風力発電機02

若洲海浜公園風力発電機01




 東京ゲートブリッジの歩行者用出入り口は、自動車とは異なる。橋が海にかかる直前に九階建てぐらいの昇降塔があって、そのエレベーターか螺旋階段を登って、ブリッジ上の歩道に至る経路となっている。この昇降塔はガラス張りで、その時点で眺望はかなり良い。大いに期待が膨らむ。
 塔の内部には生温くクーラーがかかっている。
 橋上に出る。眼下に見下ろす防波堤上の、海釣りスペースの釣り人達の小ささに、改めてその高さを実感する。この歩道はゲートブリッジの陸側に設置されているので、都内の様々な建造物が一望出来る。お台場フジテレビ、東京タワー、有明コロシアム、そしてもちろんスカイツリーも。
 海の上に差し掛かる。その眺望を、もちろんケータイで撮影してみたが、保護柵に遮られてイマイチ上手くいかない。
 この橋の向こう側は、現在進行形で造成中の新しい埋立地、中央防波堤だ。ここにもやはり、風力発電機が数基直立している。また中央防波堤側にも、若洲公園側と同じような昇降タワーがあるのだが、現時点ではまだ稼動しておらず、立入禁止となっている。来た道をそのまま引き返す。
 中央防波堤に向かう車には、やはりゴミ収集車が多い。それは当然だと思うが、見ていると、はとバスの姿も存外に多い。このゲートブリッジ自体も、それなりに新観光名所であり、また中央防波堤を経由してお台場方面にも行くのだろう。
 それにしても涼しい。海風が良く通る。この東京ゲートブリッジが竣工したとニュースで聞いたのは冬の終わり頃で、来たい来たいと思いながらこの秋までずっと来られずにいたのだが、今の季節でかえってちょうど良かったのかも知れない。
 


海風の通り道にただ立っている



 そしてまた、今自分が吹かれている風は、あの風力発電機のブレードを回しているのと同じ風なのだと感じる。この高さに立って、初めてそのことを知ることが出来たのだと思う。
 羽田空港に向かって下降していく旅客機の姿を、この橋の最大の特徴である骨組みの隙間から覗くことが出来る。そういう構図の写真を撮れたらカッコいいだろうなと思って試みるが、その一瞬のチャンスを捉えるのは風景写真よりもなお難しい。けれどもこの橋の鉄骨の内側の、まだ新しく汚れの無い塗装の、ブルーグレーのその鮮やかさだけは、確かに長く目に焼きついている。



まだ青く新しきその竜骨の隙間から見る飛影の近さに

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