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『井月句集』より2

2013/03/08(金) 12:43:18 [引用▼日本]

花曇り怪家(けや)にも風のなき日かな



青条が個人的に選ぶ、本書中のベスト1。

この書の編者である国文学者は「怪家 不詳。振り仮名は底本のまま。化物細工を見せる「化物小屋」「化物茶屋」のことか。」としている。

青条の解釈は異なる。この怪家というのは、村落や町内中の空き家、蔦屋敷、ゴミ屋敷のような一軒の家ではないか。どんな村落にも一軒ぐらいはそんな家があって、周囲の人々が敬遠して噂するその家にも、春の日差しは平等に降り注ぎ、また春の曇りは平等に影は差す。この花曇は、必ずしも陰気な翳りではなく、むしろ全ての人間を無条件に等しく包み込む大いなる天候の力ではないか。

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