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越冬カマキリ

2013/04/02(火) 06:05:42 [【12-13】オレンジをアップデート]

 陸棲の節足動物、虫達はほとんどの場合、食物連鎖において脊椎動物の下位におかれ、自らの生命を餌として差し出す運命におかれている。スズメに食われ、タヌキに食われ、トカゲに食われ、カエルに食われる。
 しかしながら、ネット上の動画を探すと、自然界においては非常に稀であろう、その逆の場面を目撃することが出来る。つまり、最大の肉食昆虫あるいは虫達が、脊椎動物達を破る劇的な瞬間。カマキリがキクイタダキ(日本最小の鳥)を捕え、ジョロウグモが蝙蝠を網にかけ、ムカデがネズミを絡めとる。ダイナミックかつドラマチックな逆転勝利のカタルシスがそこにはある。
 成虫の姿で冬を越せる昆虫は、それほど多くない。オオクワガタやコクワガタといった甲虫の一部。(カブトムシは越冬出来ない。)蝶類の一部。水棲昆虫には割と多いだろうか? 人間の建築物に守られた白アリやゴキブリは反則だろう。石の下で身を丸めるハサミムシの謙虚で慎ましい姿。
 ほとんどの昆虫は、卵か蛹の形状で冬の通過を待つ。カマキリもそうだ。カマキリの成虫は秋の終わりに交尾を行った後、オスはメスに食われ、メスは産卵の後力尽きて死ぬ。卵は春先に孵化し、小さなカマキリがその中から湧くがごとく出現する。
 そうして、そのほとんどは、他の虫達と同じように、成長の途上でカエルや鳥の餌になってしまう。昆虫界では最強に近いハンターであっても、例外ではない。
 そんなカマキリの生活サイクルを変えることは出来ないだろうかと、ふと思った。成虫の姿のままで、一冬を越えることが出来れば、完成された強靭な肉体を保ったまま春を迎えれば、そこには小鳥の雛や小さなトカゲが待っている。それら春先の幼い脊椎動物を専門に捕食すべく、進化したカマキリというのを想像してみた。極めて不利な、節足動物対脊椎動物の闘いの、その勝率を大きく変動させる一種族、あるいは一個体。越冬ツバメが存在するのなら、越冬カマキリが存在しても良いのではないか?
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