東京地下鉄池袋駅2b出口

2013/07/31(水) 03:05:17 [【12-13】オレンジをアップデート]

 東京メトロ池袋駅は、主に二つの部分に分かれている。丸ノ内線副都心線とのホームに繋がる北側の改札と、有楽町線に入るための南側の改札だ。北側の通路は、東京メトロのエキナカ施設、エチカ池袋として数年前に大々的に整備され、様々な商業施設、飲食店が集住する賑やかなエリアとなっている。これと比較すると南側の通路は幅も狭く、人通りもさほど多くない単なる普通の地下道といった感じである。
 南側の地下道は池袋西口公園の真下に当たり、東京芸術劇場の地下ホールに直結している出口がある。2b出口である。大規模な改修工事を昨年終えたばかりのこの文化施設を訪問する人にとっての、近道である。
 その2b出口の脇に、喫茶店がある。外観を眺める限り、価格設定がやや高いというだけの、普通の喫茶店のようである。多種多様な飲食テナントが隣接しあう北側の地下道ならば特に珍しくもないが、南側通路のこの場所に、一軒だけこんな店があるのは、なんだか淋しくて場違いなようにも見える。
 朝から夜まで営業している。見ているとそれなりに客が入るようだ。朝はモーニングメニューがあり、夕方以降はアルコールも出す。観劇・観賞後の演者月旦で盛り上がっているのか、酔客の上機嫌な笑い声が、地下道の遠くまで時折拡散する。
 この店は、ある種のセキュリティ施設なのではとふと思った。さほど広くもない、人の気配も少ないこの南側の地下道においては、警備の間隙をついて犯罪が起きる可能性も無いとは言えない。何しろ池袋である。その可能性を、この場所にあるこの店の明るさが、予め封殺しているのではないかと思った。北側の、メインの商業ゾーンからは離れ小島のようではあるが、地下街全体の地図で確認すると、この店も一応はエチカ池袋の一員である。そのような治安効果までを明確に予測して、この配置を決定した人物がもし居るのならば、かなりのキレ者だろう。芸術劇場の休館日である月曜日もこの店は営業している。



地下道を選んで進む雨の夏至



地下道でウォーキングする雨の夏至



梅雨寒とクーラー寒との境目も分からないまま地下街も雨
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