都バス 葛西→秋葉原

2014/01/15(水) 17:36:14 [【13-14】※現在工事中です]

 葛西駅の出口近くのガード下では、二人組の男性ミュージシャンが声を張り上げている。「ゆず以降」の男性デュオのテンプレートに、容貌も声質もどこまでも忠実に従っている。この時間は既に、地下鉄博物館は閉館している。
 秋葉原へ向かう都バスのバス停には列が出来ている。バスロータリーの、右隣からは京成バスが発着している。地域性を感じる。次の駅はもう千葉県だ。
 客層は様々だ。運転手が何かアナウンスをしているが、声が小さ過ぎて良く聞こえない。秋の夜の環七を北上していく。ドキュン風味の若い男がスマホで通話をしている。
 やがて左折して西進する。BIGAという聞き慣れない酒販店の看板が車窓に見えた。バス停を経るたびに、次第に、少しずつ人が増えて来る。稲荷神社前で降りる客が一人。宇喜田という、何だか戦国大名みたいな名前のバス停で、大勢乗り込んでくる。
 葛西橋東詰に到る。以前に、西葛西から亀戸へ向かう都バスに乗った時に、ここには一度来たことがある。
 夜の河を渡る。
 首都高の下をくぐる。
 下流の方向に渡されている東西線の架橋を見ると、我々と同じ方向へ向かって走っていた。その灯りが美しい。

 北進と西進とを繰り返して、東砂の辺りをジグザグに走行して行く。「亀高橋」というバス停名にも、やはり聞き覚えがある。隣に座っていた老人が何時の間にか居ないことに、白河の辺りで気付く。
 清澄白河駅前の直前で、都営地下鉄大江戸線との乗り換えについて車内放送がある。同駅で同じく乗換可能な、東京メトロ半蔵門線については、全く何も言及が無い。それでいいものだろうか。同バス停では沢山の人が乗り沢山の人が降り、乗客がほとんど入れ替わる。
 清洲橋の前で、大きなカーブを曲がる。車内放送が注意を呼びかける。隅田川をわたり、浜町に入る。聳え立つタワーマンションの下層階に入っているピーコックの角を左折して車体は何故か南へ進む。右折して水天宮前に停まる。
 車椅子の老人とその付添が乗車して来る。運転手は、車内前方の低床部分の座席に座っている客を立たせ、座席を折りたたんで車椅子のスペースを確保する。
 人形町の街の夜の賑わいの中を、ゆっくりと西へ進む。人形町三丁目。車の数も、信号も多いので少しずつしか進んで行かない。小伝馬町。日比谷線とほぼ同じルートだ。
 再び南下して、今度は神田駅前に停車したが、思ったほど人は降りない。山手線の内側に回り込み、須田町の次が終点の秋葉原だという。万世橋の脇を通って、中央線の高架下をくぐる。東に向かって、山手線の外側に出た後、左折して総武線の北側へ出る。鉄道高架が東西南北に走る秋葉原駅の第一象限、ヨドバシカメラの伽藍が見下ろす駅北東のバスロータリーがその終点だ。
 折り返しのバス停には、そこそこ長い人の列が出来ている。車椅子の客に対応するため、時間がかかる。普通の乗客が全て降りた後に、ノンステップバスの車体中央の出口に、携帯式のスロープを運転手がセッティングすると、車椅子の客とその付添とがおもむろに姿を現す。バスを待つ列の人々はただ静かに待っている。どこかの政治団体が演説をしている。
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