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蒲公英は二度飛ぶ

2014/07/29(火) 13:12:03 [【13-14】※現在工事中です]

 蒲公英の綿毛の機能の最大の構成要素は、勿論その飛翔能力にある。風力を利用して個々の種子を広汎に撒布し、次世代の生育可能性を高め、生存圏(レーベンスラウム)を拡張することにある。
 だが、それだけではないのではないかと、春の武蔵野の、高架下の駐輪場において、ふと考えた。
 高架下の駐輪場のアスファルトは、固く乾いている。風によって吹き寄せられた蒲公英の種が落下しても、その場に定着しない。弱風によってしばらくの間は転がっていたかと思うと、強風によって機会を得て再び離陸する。
 だから蒲公英の綿は、地表の湿度や硬度を探って選別するセンサーの役割も担っているのではないかと推察する。落下した場所が、柔らかく湿った地面ならば、その綿は水気を吸収して重く湿り、再度の離陸は不可能になるだろう。しかしそういう場所ならば、植物の生育には適しているだろう。反対に、固く乾いて植物の生育に適さない土地ならば、綿は飛翔能力を保持し続け、再度のフライトに備えるだろう。
 蒲公英は二度飛ぶ。
 風ある限り。
 だから誰にとっても、最初に着地した場所が、最も適した場所であるとは限らない。今生きてある生物であるならば、任意に移動することが許されているし、また事実移動することによって、その生の可能性を高めるのである。



蒲公英の綿何時までも何処までも飛んでいられるほどの風の日



蒲公英の綿
大地より
大空を選びうる
この風ある限り
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