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松坂屋屋上の魚達の行方

2015/04/14(火) 20:23:04 [エッセイ]

 銀座松坂屋が消滅した。
 二〇一五年の時点において、かつてその店舗が存在していた区画は、巨大な工事現場となっている。
 その店内にかつて存在していた、夥しい質量のモノ達は、一体どこに行ったのだろう? 
 憂慮には及ばない。 モノ達は、別にこの世界から消滅した訳ではない。ただ、見えなくなっただけ、この空間から移動しただけだ。
 その移動先も、おおむね予測可能である。この空間からいなくなったモノ達の過半は、市川塩浜や小田原のアマゾンの倉庫に現在もあり、あるいは増殖し続けるロードサイドの巨大商業施設にあり、もしくは肥大化し続ける各種エキナカ店舗のどこかにある。不思議なことは何もない。ネットビジネスの普及、一般化に伴う流通・小売業の地殻変動が、日本を代表する商業地の景観にも反映されているというだけだ。
 しかしながら、解決しない疑問もある。
 銀座の巨大デパート、いわゆる3Mと称される三越松屋松坂屋の中でも、松坂屋の屋上には最後まで、昭和の雰囲気が残っていた。幼児向けの電子遊具、いわゆるエレメカが設置された遊戯スペースと、観賞魚を販売するアクアリウムショップが存在していた。東日本大震災後の、二〇一一年夏の時点において、私はそれを直接確認している。
 エレメカ達はともかく、アクアリウムショップの魚達は一体、どこに行ったのだろう?
 魚達は今、どの水槽を泳いでいるのだろうか?


 
 松坂屋から見て車道を隔てた反対側に、ユニクロ銀座店が開店した時には、ニュースとしてそれなりに大きく取り上げられたのを覚えている。ゼロ年代の終わりのことである。何時の間にか、その場所はユニクロではなく、GUになっている。銀座からユニクロが無くなったというわけではない。元の場所から百メートルぐらい新橋側に移転しただけなのだが、その移動にどのような意味があるのかは私にはわからないし、そもそもユニクロとGUの違いも良くわかっていない。
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