ドンキホーテ白金台店

2016/01/20(水) 12:11:00 [エッセイ]

 白金台の駅から地上に出て、幹線道路を目黒の方向へ歩く。以前この街に来た時に存在していた、ブックオフ白金台店は無くなっている。一方で、百均ショップのキャンドゥは健在で、ドラッグストアと共に、ロードサイドの空気を、港区目黒区の高級住宅地として一般にイメージされているこのエリアの景観に挿入している。
 ドンキホーテ白金台店は、通常のドンキとは異なった配色の、プラチナっぽいファサードを誇示している。店頭には、六本木店と相同のアクアリウムが設置されている。その店内は、通常のドンキホーテと比較して電化製品が少ない。また、自転車売場がないが、これはスペースの問題だろう。
 そして、アダルトグッズが無い。やはり土地柄に配慮した結果だろう。それは、恵比寿ガーデンヒルズや、六本木ヒルズや、代官山ヒルサイドテラスのツタヤにアダルトビデオが置いていないのと、全く同じ判断だ。そう言えば、かつてこの街にあったブックオフにも、アダルト書籍やビデオのコーナーは無かった。
 それ以外の部分は、自分が知っているドンキとどこか微妙に異なるが、全体的にはやっぱりドンキだった。



 景観としては、むしろ隣接するタワー駐車場の方が、突出した異物感を周囲に放出している。
 そもそも、タワー駐車場自体が、無表情で奇妙な建物だ。
 窓というものが存在しないという決定的な特徴から醸し出されるその異物感は、いかなるファッションビルやデザイナーズマンションでも、到達しがたい性質のものだ。現実の市街地において、直方体の理念形に最も近い形状を提示する建造物。前衛とは対極の、無機質な機能性の追求の帰結としての、その「安定した異物感」は、いかなる高級住宅地においても、いささかも揺らぐことが無い。



 キャンドゥの隣のいなげやのイートインでしばらく休んだ。素晴らしいソファだった。
 外装はやはり凝っていたが、中身は普通のいなげやだった。



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