山手線から三駅目 緒言

2008/06/29(日) 00:16:01 [【シリーズ】山手線から三駅目]


近代日本の都市計画は公共交通網たる鉄道路線を中心に構成されており、鉄道駅の様相がその明暗を分けて来た。東京首都圏も例外ではない。首都である東京都区部においてとりわけ重要な役割をになってきたのは、環状鉄道である山手線である。山手線の環の完成より以降、国鉄私鉄を問わず、山手線を中心とした放射状に、首都圏の鉄道網は成長を続けて来た。この円環に組み込まれた街は一級のターミナル駅もしくは繁華街として発展を遂げ、外された街は二級の乗り換え駅またはB級繁華街への零落を余儀なくされる。

その、山手線駅に近接しているが山手線から外れた街を、意識して観察してみたら何か面白いものが見えてはこないかというのが、このシリーズの主旨である。なぜ「山手線から三駅目」なのか。この三駅目には、山手線外縁の主要な乗り換え駅が該当するケースが多い事がひとつ。また生活圏を考えると、一駅目や二駅目の距離では、山手線駅自体が自転車による日常行動範囲内に含まれてしまうので、三駅目ぐらいが丁度良いのではというのが今ひとつの理由である。

なお、このシリーズの対象となるのは、山手線駅から放射状に外側に伸びる路線の、三駅目である。つまり東京地下鉄銀座線の神田~新橋間や、同日比谷線の秋葉原~日比谷間のように、一度山手線と交差してその外側に出て、また内側に入って来る区間は対象とならない。
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