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形象

2014/10/23(木) 00:14:55 [短歌]

象に似た形の雲が
象に似た色をしたまま
秋の空行く

月雨

2014/09/26(金) 23:51:46 [短歌]

曇という文字はあるのに月雨という字はどうして無いのだろうか?

カービィのぬいぐるみ

2014/09/16(火) 16:37:08 [短歌]

カービィのぬいぐるみを欲しがることもためらうほどの汚部屋に沈む

名も知らぬ

2014/09/12(金) 14:55:48 [短歌]

君の気を惹く
花の名も
星の名も
ミュージシャンの名も
知らない。

新月。

八月の和解

2014/08/27(水) 22:52:28 [短歌]

八月も半ばを過ぎて自分とも誰とも和解出来ない深夜

潮騒の涯て

2014/08/02(土) 07:35:18 [短歌]

国権の発動としての戦争の出来ない島の潮騒の涯て

春遅

2014/07/15(火) 08:30:29 [短歌]

春風が武蔵野線から職場まで遅刻メールをばら撒いている

金魚的寝顔

2014/07/12(土) 09:36:05 [短歌]

 (早朝の武蔵野線にて)



酸欠の金魚のような寝顔して美人かどうかはわからない朝

暗闇の瞬き

2014/06/23(月) 00:02:25 [短歌]

瞬きを
自分はしたのかしないのか
自分もわからないほどの
暗闇

それなりに努力のような

2014/06/19(木) 11:23:07 [短歌]

気の抜けたサイダーなりにそれなりに真水に近づく努力のような

四日の西日

2014/02/20(木) 20:28:45 [短歌]

創作のことしか最早考えず
西日が刺さる
四日の職場

午年の骨

2014/02/19(水) 22:41:13 [短歌]

午年の正月という現前に
馬の骨として居る厳然を

元旦のフードコート

2014/02/19(水) 19:38:45 [短歌]

(イトーヨーカドー武蔵小金井店四階にて)



冬眠も仮眠も不可能。
元旦のフードコートは騒がし過ぎる。

#午年短歌

2014/02/18(火) 21:45:20 [短歌]

元旦の澄み過ぎた空にペガサスを幻視するほど青(わか)くもないけど



この年はユニコーンのごと剛直に処女の体に突き刺さる年

雲を憎む

2014/02/16(日) 22:15:28 [短歌]

午後になり漸く出て来る雲を見て怠け者がと思ってしまう



星達の時から働くオレよりもお前が偉大なわけがないだろ

香りと肉と

2014/01/10(金) 12:56:06 [短歌]

秋の果て侘しいものか果物の香りと肉とに溺れる夜に

残熱の十月

2013/12/23(月) 13:11:07 [短歌]

居るはずの無い夏の神居座って神無月すら半ばにかかる

挫折颱風

2013/12/17(火) 02:03:53 [短歌]

(何年かに一度の巨大颱風が日本列島を縦走するという進路予測が出されていたが、諸々の気象条件の影響を受けて、首都圏へ辿り着く頃には、低気圧になってしまった。)



朝のこの激しき雨は颱風の己を全う出来ない慟哭

二度目の夕立

2013/08/20(火) 00:45:23 [短歌]

不意討ちのような二度目の夕立に降られて昨夜の君を思った

二つの素数

2013/07/19(金) 16:18:58 [短歌]

俳諧と歌風の不同意。
十七も三十一も素数の故に

強いられた古書店巡り

2013/05/25(土) 22:19:42 [短歌]

予報より半日早い春雨に強いられた
とする古書店巡り

春の鰊は心理学者だ。

2013/04/09(火) 06:58:03 [短歌]

見切られたその目が不意に黄昏に突きつける春の性格診断



ネガティブかポジティブか透視されている。
春の鰊は心理学者だ。



見切り品でも旬のもの
旬のものでも見切り品
スーパーも春

凍刺

2013/03/08(金) 21:39:28 [短歌]

 近年、バーレーン産のワタリガニをスーパーで良く目撃するようになった。中国産は無条件で回避するが、これは安いのでしばしば買ってしまう。 
 ワタリガニの味噌汁を作る時のコツは、味噌を少なめにすることだ。スプーン大匙一杯程度で良い。蟹の味噌汁の主役はあくまでも蟹本体から出るダシであって、味噌は味付けではなくむしろ香り付けのために入れるものだからだ。
 蟹の武器はそのトレードマークであるハサミだけではない。完全に無抵抗な冷凍モノでも、全身に隈なくあるその小さな刺に注意。



甲羅ごと砕かれつつも凍刺もて蟹は真冬の指の腹斬る

日曜の中央線の下りの始発

2012/12/04(火) 22:59:48 [短歌]

 日曜の中央線の下りの始発。人が多くて座れない。半分は土曜の夜を飲み明かした酔っ払い、もう半分は奥多摩や山梨方面へ山歩きに行く人間で占められている。各駅停車なので、駅に止まるたびに前者が少しづつ数を減らし、後者が数を増やす。



健康と不健康とが隣り合うロングシートに朝日が次第に



 吉祥寺で酩酊者の集団が大量に補充される。
 立川で登山客が大量に降りる。
 私は高尾まで乗り続ける。

上尾の少女

2012/09/17(月) 12:41:42 [短歌]

ホリキタは田舎モノだと噂する上尾のバスの夏の少女も

凡庸な真緑

2012/09/13(木) 23:53:15 [短歌]

凡庸な真夏の池の真緑にスワンボートを誰も漕がない

塩船観音のアナベル

2012/09/02(日) 17:07:39 [短歌]

 (青梅市郊外の塩船観音はつつじの名所とのことで、その季節になると大変賑わうというが、盛夏ともなると訪れる人はほとんど居ない。アナベルという、アジサイに似た、地味な色の花が静かに境内に咲いている。午前中だけ少し雨が降った。)



アナベルの花とも思えぬ黄緑の花を見つめて
曇天に
居る



アナベルの花とも思えぬ黄緑の花を見つめる
暗い
七月

夏空のビニール袋

2012/08/28(火) 20:04:09 [短歌]

朗らかな青を目指して。
夏空でビニール袋も羽ばたいている。

熱風

2012/08/21(火) 20:19:25 [短歌]

熱風に浸されながらあの人の優しさが忘れられない深夜

日本の夏

2012/08/20(月) 21:05:50 [短歌]

南風(みなみかぜ)聴こえて来れば遥かなる闘いの夏の記憶ぞ滾る
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